結婚5周年、木婚式(もっこんしき)。英語では Wooden Wedding。
1周年から4周年までが毎年続いたあとの、最初の区切りにあたる年です。
贈りものの目安と定番から見て、そのあとに「木」という名前の由来を置きました。
一この日のおすすめ
価格・在庫は確認時点のものです。最新の情報は各販売ページでご確認ください。
二5周年という区切り
名前が付いているのは、1周年から75周年までのうち27の年。15周年までは毎年、そのあとは5年ごとです。
つまり5周年は、一区切りであると同時に、まだ毎年続く途中でもあります。大きく構える年ではないぶん、続けやすい形を確かめておくのに向いた年だと思います。
三プレゼント相場の考え方
老舗の漆器店は、木婚式の平均予算を3,000円から3万円程度としています。
そのうえで、誰が贈るかで分けています。
| 誰が | 目安 |
|---|---|
| どちらか一方からパートナーへ | 3,000円〜1万円 |
| 夫婦で一緒に選ぶ場合 | 5,000円〜 |
同じ資料は、あくまで相場なので必ずしもこのとおりにしなくてよい、とも書いています。
四何が定番とされているか
老舗の漆器店が挙げているのは、次のようなものです。
木製の食器、木製の写真立て、木製のインテリア、木製のキッチン雑貨、木製の家具、木製の雑貨。そのほかに、セカンドマリッジリングと観葉植物が挙がっています。
観葉植物は、木婚式ならではの選択かもしれません。贈ったあとに育っていくものなので、根を張るという見方とも、枝葉が広がるという見方とも合います。
木にちなむかどうかは、選ぶうえでの制約ではありません。木は名前の由来です。
五なぜ「木」と呼ぶのか
ここからは、記念日の意味づけの話です。辞書にも事典にも書かれていない部分なので、贈りものを扱う事業者の記述によります。
老舗の漆器店は、2つの見方を挙げています。
ひとつは根を張ることに重ねる見方。5年を過ごした夫婦が、一本の木のようにしっかりと根を張った関係になった、という見方です。
もうひとつはこれから広がることに重ねる見方。これから枝葉が広がっていくイメージから、この名がついたという説明です。
同じ木でも、根のほうを見るか、枝のほうを見るかで意味が変わります。どちらが正しいというより、両方が並んで語られています。
六紙から木へ
結婚記念日の名前は、イギリス式の呼び方がもとになっています。1周年から5周年ごろまでは、紙・綿・革・花・木と、身のまわりにある素材が並びます。
- 1周年
- 紙
- 2周年
- 綿・藁
- 3周年
- 革
- 4周年
- 花
- 5周年
- 木
紙、綿、革、花と続いて、5周年で木。
素材の順番が先にあって各年に割り振られたと考えると、5周年に木が来たのは偶然かもしれません。それでも、5年という区切りに根や年輪を連想させる素材が当たっているのは、読んでいて納得のいく並びです。
七国語辞典の見出しは「もっこんしき」
国語辞典は、木婚式を「もっこんしき」で見出しに立てています。wooden wedding の訳語で、夫婦が結婚後五周年を記念して行う式、という説明です。同じ辞典には「もくこんしき」も、もっこんしきを参照する形で載っています。
贈りものを扱う事業者の記事には、「きこんしき」という読みも出てきます。どれかが誤りと言い切れる記述は見つかりませんでした。
辞書が挙げている用例は、1894年(明治27年)の『風俗画報』71号のものです。
1894年は、明治天皇と昭憲皇太后の大婚25年祝典が行われた年です。日本で最初の銀婚式とされる出来事と同じ年に、木婚式という言葉も文献に現れていることになります。
5年は、続いていることが実感として分かってくる長さです。根を張るという見方も、枝葉が広がるという見方も、そのくらいの時間を前提にしている気がします。
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よくある質問
- 木婚式は何と読みますか?
- 国語辞典が見出しに立てているのは「もっこんしき」で、「もくこんしき」も同じ語として載っています。贈りものを扱う事業者の記事には「きこんしき」という読みも出てきます。どれかが誤りと言い切れる記述は見つかりませんでした。
- 木製のものを贈らないといけませんか?
- その必要はありません。木は素材の順番として5周年に割り当てられた名前ではないかと思います。決まりごとではないので、木製の食器や写真立てでも、まったく別のものでも構いません。
- 5周年は特別な節目ですか?
- 1周年から4周年までが毎年続いたあとの、最初の区切りにあたります。ここから先は15周年まで毎年、そのあとは5年ごとに名前が付いています。
- 相場はいくらくらいですか?
- 老舗の漆器店は、平均予算を3,000円から3万円程度としています。どちらか一方から贈る場合は3,000円から1万円程度、夫婦で一緒に選ぶ場合は5,000円からが一般的、とのことです。